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zoom RSS 【読んだ本】キス・キス/ロアルド・ダール

<<   作成日時 : 2005/11/07 19:00   >>

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ある種の“怖さ”を感じさせる短編集でした。

解説で阿刀田高氏も書いているように、
全部が全部、満足のいくヒット作というわけではありませんが、
今までに読んだことのない作風で、
「こんな結末が待ってるなんて!」と思わされてしまう。

独特のブラックなユーモア、残酷さ、意外性。
ある種、寓話的なものを感じさせる部分もあります。

不思議なのは、11篇の短編作品が収録されているのに、
「キス・キス」というタイトルの短編が無いこと。
じゃ、なんで書名が『キス・キス』なんだ??

\(\)(/)/オイトイテ・・

結末が好きなのは、
「牧師の楽しみ」「ビクスビイ夫人と大佐のコート」「ほしぶどう作戦」、
予期できるような、予期できないような結末。
プロットの詰めが甘い作品だと、途中で読めちゃって、つまらなくなるんだけど、
ダールのそれは、「どうなっちゃうの?!」と、ラストまで引きつけます。

あと、怖いな〜、というのが、
「女主人」「天国への登り道」や「豚」。
こと、「天国への登り道」においては、フォスター夫人が心変わりするところなど、
背中をひやーっとしたモノが通る思いがします。

この早川書房の異色作家短編集というのは、
『ヒッチコック劇場』や『ミステリーゾーン』といった、
1960年代の懐かしの米TVシリーズに原作を供給していたとして名高いそうで、
そういえば、本書(『キス・キス』)に収録されている、
「暴君エドワード」の、フランツ・リストを解するネコのエピソードは、
随分むかしに深夜のテレビで見た記憶があります。

小B6版という持ち歩きやすいサイズも、手に馴染んでなかなかgood。
(きっと本棚で困るのでしょうけど)

キス・キス』 ロアルド・ダール著
早川書房 異色作家短編集(1) \2,100-
キス・キス (異色作家短編集)

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キス・キス ロアルド・ダール 早川書房
ロアルド・ダールの「キス・キス」が再刊になりました。 「チョコレート工場の秘密」があんなに受けたからかなあ、と思った んですが、「異色作家短編集」の1巻ということなので、 たまたまの再刊なのかもしれません。 初版は1960年です。生まれる前だなあ。でもこの短編集の 面白さは色あせない。訳も開高健のままで、これはやはり そのままがいい。短編は、文章の流れが大切です。装丁もピンクでおしゃれ。 ...続きを見る
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2005/12/08 20:26
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ロアルド・ダール「キス・キス」(開高健訳/早川書房)を読みました。 ...続きを見る
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2006/03/05 13:45

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コメント(2件)

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なんともこれもTBいただいてたんですね。ロアルド・ダール好きなんですよ。毒とウイットの配分がとても好み。「あなたに似た人」もいいですよ。ブラックな味わいがおしゃれです。
ERI
2005/12/08 20:23
こちらにもコメントすみません…
目についたもの3つともTBさせていただきました。
ロアルド・ダールは実は初めて読んだのですが、
まさにブラックな味わいのトリコになりました。
『あなたに似た人』もぜひ読んでみたいです。
こばけん
2005/12/08 20:34

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