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zoom RSS 【読んだ本】容疑者Xの献身/東野圭吾

<<   作成日時 : 2005/11/28 20:20   >>

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「さすが!」というほかない本格ミステリー。
トリックも相当練り込まれていて、
最後の最後まで真相が解りません。
しかも「純愛ミステリー」と呼ぶに相応しく、
主人公の数学者・石神がみせる愛のかたちに涙します。
“読ませる”本格ものを読みたい人には、ぜひ!
のオススメ。

物語が始まった途端に殺人事件が起きてしまい、
犯人も明白。
別れた夫に執拗に復縁を迫られた靖子が、
衝動的に元夫を殺害してしまう。
靖子に密かな愛を抱く隣人、数学教師の石神が
事態を察し、死体の隠蔽とアリバイ工作を手伝う。

河川敷で発見された身元不明死体が元夫と判るや、
靖子には捜査の手が迫り、
アリバイを巡る警察との攻防戦が展開されるが、崩れそうで崩れない靖子のアリバイ…
靖子のアリバイは本当に崩れるのか?それとも…。

究極の論理的思考で殺人事件隠しを工作した石神哲哉は、
いまでこそ高校の数学教師をして口に糊しているが、
帝都大学在学中は何十年に一人の逸材と称された天才数学者。
その石神のトリックに挑むのが、帝都大同期の天才物理学者・湯川学。
この好敵手同士の観察眼と論理的思考が、トリックの真相に次第に迫っていきます。

石神が作り出したトリックの真相とは一体どんなものなのか。
石神が抱く靖子への愛の深さはどれほどのものなのか…。
その両方を知ることになるラストは、心臓を捕まれたような思いがするほど衝撃的です。
まさかあんなトリックとラストシーンが用意されているとは!

ネタバレがコワイので、もー、とにかく読んでみるべし!としか言えませんが、
読みながら非常に深い思考をしてしまう作品です。

ところで脇道に逸れますが、作中にあるP≠NP問題、
つまり、難問を自分で解くのと、人の解いた答が正しいことを確かめるのと、どちらが簡単か。
という問題。
このところ連日取りざたされている、マンションなどの耐震強度に関する
構造計算書の偽造事件を連想してしまいました。
その建物が地震に耐え得るかどうかを計算するのと、
その計算が正しいかどうかを確かめること…。

私は、他人の回答が正しいかどうかを確かめる方が難しいと思います。

容疑者Xの献身』 東野圭吾・著
文藝春秋 \1,680-
容疑者Xの献身

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『容疑者Xの献身』東野圭吾
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本屋のバイト、書籍を探訪す。
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探偵ガリレオの湯川&草薙コンビが出てきます。 純愛ミステリー、ということでどんな純愛なのかな、と 期待しつつ読みました。う〜ん、確かに純愛です。 気の毒なくらい純愛。 ...続きを見る
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「【読んだ本】容疑者Xの献身/東野圭吾」について ...続きを見る
ふぉっくす舎 NEGI のページ
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容疑者Xの献身/東野圭吾
物理学者湯川学シリーズの最新作。 ...続きを見る
ホトケの読了book  南無阿弥陀仏
2005/12/22 15:41
『容疑者Xの献身』  東野圭吾  文芸春秋
&nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; 容疑者Xの献身 「このミス」など、昨年のミステリ人気順位の首位を独占したこの作品。読者の感想レビューを読んでもどれもこれも絶賛です。なるほど、東野作品では近年になかった、純本格ミステリでした。 昨年読んだ藤原正彦さんの「天... ...続きを見る
アン・バランス・ダイアリー
2006/01/17 21:09
東野圭吾【容疑者Xの献身】
遅ればせながら読みました。直木賞受賞作。 ...続きを見る
ぱんどら日記
2006/01/23 16:34
「容疑者Xの献身」 東野圭吾 感想
知らんかったんですが、なんか人気のある作品みたいです。 物理学者の湯川教授が大学の同級生の草薙刑事を助けて活躍するシリーズものらしいです。 シリーズものであることは知らずに読んだのですが、内容としては一話で完結してるのでこの作品だけ読んでも面白かったです。 ...続きを見る
だいすけのブログ
2006/02/08 18:55
(書評)容疑者Xの献身
著者:東野圭吾 天才数学者と言われながらも、現在は高校の数学教師になっている石神 ...続きを見る
たこの感想文
2006/02/08 23:54
「容疑者Xの献身」(東野圭吾著、文藝春秋)を読む
 初っ端から、感情移入しやすい話が展開する。 ある殺人事件が起こるのだけど、それにより 「善人につきまとうどうしようもない悪人を殺すこと」 はいけない事なのか? という疑問が湧き、なんとなく殺人犯である母娘と 二人を手助けする石神を応援している自分を感じつつ、読み進む。 ...続きを見る
いんでぃご日記
2006/02/17 10:53
『容疑者Xの献身』東野圭吾
文藝春秋 2005 ...続きを見る
よむみるひび
2006/02/18 17:15
容疑者Xの献身(東野圭吾、文藝春秋)
久々に、泣いてしまいました。 読んでよかったな〜。 ...続きを見る
にゃんこと歩く。
2006/02/28 19:15
「容疑者Xの献身」東野圭吾
容疑者Xの献身 ...続きを見る
本のある生活
2006/03/08 22:49
容疑者Xの献身
東野圭吾さん初ですが、物語の面白さに明け方まで一気に読んでしまいました。 ミス ...続きを見る
Sasaki-Blood
2006/03/26 01:46
東野圭吾「容疑者Xの献身」読了。
※2006年02月27日に読みました。 ...続きを見る
島根ではたらく社員のBlog(ブログ) ...
2006/06/04 20:50
????????????X?θ????
&?&&&X&θ&&&???&&&&Υ&&&&?&ξ??〓& ...続きを見る
itchy1976????
2006/06/13 07:57
容疑者Xの献身 東野圭吾(著)
『赤いバラは情熱的で甘美な愛情 ピンクのバラは病気の回復 白いバラは美徳や純潔 黄色いバラは友愛や献身』 花言葉からすると、 表紙は赤バラ・白バラ・黄バラのミックスのほうがいい ...続きを見る
バンパク!
2006/06/23 00:11
容疑者Xの献身
東野 圭吾 容疑者Xの献身 ...続きを見る
乱読日記
2006/07/25 21:51
東野圭吾の「容疑者Xの献身」を読んだ!
著者の東野圭吾は、略歴によると、1958年大阪生まれ、大阪府立大学電気工学科卒業。「放課後」で江戸川乱歩賞、「秘密」で日本推理作家協会賞を受賞、とあります。作家には珍しく、工学系の出身なんですね。そう、ミステリ作家、東野圭吾の代表作?と言われている「秘密」 ...続きを見る
とんとん・にっき
2006/07/29 14:07
容疑者Xの献身
134回直木賞受賞作品、東野圭吾「容疑者Xの献身」を読みました。 久しぶりの東野さんの単行本購入でした。 買ってからは、図書館から借りた本だの、知り合いのお薦めの本だのを優先して読んでいて、ようやく、2日間で一気に読みました。 細切れ時間読書の私としては、半分を過ぎた当りからは結末が気になって、寝る間も惜しんで読んでしまいました。 ...続きを見る
風の歌を聴け
2006/08/04 04:51
東野圭吾 - 容疑者Xの献身 (2005)
ストーリー☆☆ ミステリ☆☆☆ 衝撃☆☆☆☆ ...続きを見る
BOOKVADER
2006/09/06 06:07
容疑者Xの献身 東野圭吾著。
やられたよ~! 「秘密」や「手紙」みたいに、東野氏の作品って最後にドッと泣かせたり、衝撃!があるよね。周囲では「人物が書ききれてない」等とそれほど好印象じゃなかったので、逆に醒めた気持ちで読んだせいか、私はよかったと思う。 正直今までのガリレオシリーズは好き.. ...続きを見る
じゃじゃままブックレビュー
2006/10/06 22:21
容疑者Xの献身<東野圭吾>−(本:2006年108冊目)−
文藝春秋 (2005/8/25) ASIN: 4163238603 ...続きを見る
デコ親父はいつも減量中
2006/11/08 00:51
容疑者Xの献身
これほど深い愛情に、これまで出会ったことがなかった。いやそもそも、この世に存在することさえ知らなかった。運命の数式。命がけの純愛が生んだ犯罪。 ...続きを見る
ミステリーマニア
2006/11/22 12:29
「容疑者Xの献身」
第134回・直木賞受賞作 東野圭吾「容疑者Xの献身」 ...続きを見る
mind's eye
2007/02/22 01:24
容疑者Xの献身/東野圭吾 [Book]
 東野圭吾:著 『容疑者Xの献身』  容疑者Xの献身文藝春秋このアイテムの詳細を見る  ...続きを見る
miyukichin’mu*me*mo*
2007/05/01 22:41

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コメント(19件)

内 容 ニックネーム/日時
謎解きの本格ミステリーとしてはめったにお目にかからない傑作だと思います。ただオジサンの歳になるとこの「純愛」はうそ臭く思うのです。
ここは東野圭吾のブラックユーモアと割り切っていますが。
よっちゃん
2005/11/29 00:30
こんばんは。コメント&TBありがとうございました。
P≠NP問題、難問を自力で解く道筋を見つけるのも難しいですが、既に出されたそれらしい道筋を検証するのもまた難しいことですね。
世の中には善と悪、正と誤、という風に明確に分けることの出来ないことが多くあって、そしてそれは当事者それぞれの見方によっても変わってくるから、あのラストは人によって読後感が違うのだろうなあと思いました。
たかとう
2005/11/29 18:49
よっちゃんさん、コメントもありがとうございます。
なんだかここ数日で急激にTB合戦&コメント合戦になっていますが、
今後ともよろしくお願いします。
とはいえ、よっちゃんさんの500に迫ろうというアーティクル数には、
足元にもおよばないのですが…
こばけん
2005/11/29 20:34
たかとうさん、こちらでもコメントありがとうございます。(TBも!)
おっしゃるとおりですね。
善と悪、正と誤ですら、当事者によって変化するものですし。
一冊の本からここまで色々なことを考えてしまうって、
東野圭吾、深ぁい!
こばけん
2005/11/29 20:37
こんばんは。TBありがとうございました。これは今年のミステリーのベスト3には必ず入るだろうヒットでした。やはり底力があります。石神の純粋さが痛々しかった。でも真実は常に重いですね。これからもよろしくお願いします。
ERI
2005/12/08 20:16
ERIさん、コメントありがとうございます。
確かにベスト3に入るくらいのヒットですね。
私としては横山秀夫『震度0』も入れたい感じです。
私の方こそ、本読みblog始めたばかりですがよろしくお願いします。
こばけん
2005/12/08 20:24
こばけん様
コメント&トラックバックありがとうございます。実は、トラックバックしたことなくて、このページにトラックバックしようとしたのですが、失敗したようです。しかも、上記の失敗したやつが消せません。お手数ですが、そちらで消せるようなら削除してください。マニュアルを見て時間のあるときに取り組みます(きっと、それほどのものじゃないと思うのですが)。
「このミス」1位の「容疑者Xの献身」に続いて2位の「扉は閉ざされたまま」も読みました。こちらも面白かったです。
NEGI
2005/12/14 23:03
ブログにコメントいただきありがとうございます。
純愛の捉え方が非常に特徴的な作品だったと思います。
素直に感動できました。
モーラ
2005/12/22 15:44
こばけんさん、先日は私のところに来ていただいてありがとうございます。TB送信していただいたのに、うまくいかなかったようで、申し訳ありませんでした。(原因はさっぱりわかりません、無知でごめんなさい)マンションの耐震強度・・なるほどそうかもしれませんね!納得して膝をうちました。
TBさせていただきました。
EKKO
2006/01/17 21:13
>EKKOさん
コメント&トラバありがとうございます。
先ほどEKKOさんのサイトで試したら、今度はTBできました。(謎)
自分でblogを書くようになったことで、
今年は初めて、誰が獲るのか事前から気になる直木賞になりましたが、
この作品が受賞して良かったです。
こばけん
2006/01/18 14:26
【ぱんどら日記】へコメントとトラックバックをありがとうございます。
石神が靖子に寄せる思いは、愛と呼ぶには少し自己中心的だったかもしれないですね。

石神の暗い日々に靖子の存在がひとすじの光を投げかけたわけですが、その光さえ消えなければ他のことはどうでもいい……みたいな気持ちが石神の中にあったように思います。

まぁ石神の苦悩もわからないことはないですね。順当に数学者の道を歩んでいれば、こんなことにならなかったのかな、なんて思ってみたりもしています。

トリックがどうのこうのというより、登場人物の感情が痛いほどわかる一冊だと思います。
ぱんどら
2006/01/24 12:44
トラックバック&コメントありがとうございます。
有名な作品だと知らずに読んでみたのですが、大当たりでした!
今度はシリーズの他の作品も読んでみようかと思っています。
だいすけ
2006/02/08 18:58
こばけんさん、ブログに来ていただきありがとうございました。

ネタバレになりそうなことを書いてしまいそうなので、「容疑者X…」についてはもう書きません。(これから読む方たちには、あそこでガーンと大衝撃を受けて欲しい…)

とってもたくさんの書評を書いていらっしゃるのですね。参考にさせていただきます。
藍子
2006/02/18 00:06
>藍子さん
コメントありがとうございます。

そうですよね。
あそこでガーンといってほしいですよね。

私のは「書評」なんて呼べるほどのものではありませんが、同じ本を2度買ってしまわないための「備忘録」兼、読んでくれた人が少しでも「この本おもしろそうだな」って思ってもらえるように書こうと、念頭には置いているつもりなんですが…
こばけん
2006/02/18 02:34
こばけん様
[よむみるひび]へTB&コメントありがとうございました。
P≠NP問題と耐震偽装問題の関連性に触れたところをすごく興味深く読ませて頂きました。「ES細胞捏造事件」といい、私たちはどのくらい他人が解いた問題の答えの上で生活しているかと考えると、ちょっとぞっとしました。
tien
2006/02/18 17:28
>tienさん
TBとコメントありがとうございます。

>たちはどのくらい他人が解いた問題の答えの上で生活しているか
そのとおりですね。
ニュースになるような事ばかりじゃありませんし。
私たちの生活は、殆どが他人が解いた問題の答えの上になりたっているのです…(戦慄!)
こばけん
2006/02/18 17:41
TB&コメントありがとうございました。
悪意のない犯罪だったから、どう話が進んでも切ない展開になってしまうんですが、あのラストは衝撃でしたね。
私も、他人が出した回答を確かめる方が難しいと思います。
この作品のテーマでもある「先入観」に左右されるからです。
ブラッド
2006/03/06 13:34
こばけん様
始めまして。
購入したのは直木賞受賞が決まってすぐだったのに、美味しいものは最後に。ではないですが(笑)、今頃読みました。
いやぁ〜皆様がおっしゃっている通り、スゴイ!ミステリー&純愛ですね。
やはり純愛部分の味付けが濃密なところが、この小説をただものではミステリーに仕立て上げているのでしょうね。
映画化、ドラマ化されたら、一体誰が石神役に相応しいのかなぁ〜って考えてしまいました。まだ、結論は出ませんが。
TBさせて頂きました。
今後共よろしくです。
noritan
2006/08/04 04:59
素直にやられちゃいました。
ラストには「!」マークがいっぱいで、本当に「やられた!そういうことか!」と思いました。ラストの数行で私は泣いてしまいました。ようやくそこまでの想いに気付かされて。
話違いますが、私は他人の出した答えを合ってるかどうかすら、まったく興味なくて。出してくれたらありがたくそれを信じちゃうので。(笑)
じゃじゃまま
2006/10/06 22:25

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