こばけんdays

アクセスカウンタ

zoom RSS 【読んだ本】みんな一緒にバギーに乗って/川端裕人

<<   作成日時 : 2005/11/08 19:00   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 1


この人の作品、久々に読みました。

物語は、区立のとある保育園を舞台に、
新任の男性保育士が奮闘し成長してゆくというあらすじ。

とはいえ、単に主人公・田村竜太(体育会系ではないくせにマッチョ体型で、
見かけに似合わず針仕事とか細かいことが得意)ひとりの物語に終わっておらず、
同期の男性保育士や、先輩のちょっとキツいタイプの女性保育士・大沢や、
伏線を張りつつ後半に登場しストーリーの軸となっていくベテラン男性保育士・元気せんせい、
もちろん保育士だけでなく、園児や保護者など、
様々な登場人物が、それぞれの人格と目線をもって、
内面的な変化を遂げていく様子が生き生きと描かれています。

情景描写もとても良い文章を書く人で、
光の色やにおいや風を感じさせる表現を紡いでくれるので、
保育園での日常や、外遊びの風景、散歩の情景など、
わぁっ、と想像が広がるシーンがたくさんです。

本書のカヴァーに書かれている著者紹介によれば、
98年に『夏のロケット』でデビューし、
最近では「子育て」「育児」に関わる分野での書き手としても高い評価、とのことなので、
園児とともに新人保育士、保護者までも一緒に成長していく作品、というのは
うなずけなくもないですが、
私自身、子育てとは縁遠いせいか、作品ジャンルとしては、ちとガッカリ。。

なにしろ初めに『夏のロケット』で作者にハマって、
続く『The S.O.U.P』で「どっひゃぁ!」となった私としては、
なんて言うんでしょ、もうちょっと違った世界の物語を期待したかったです。
とくに『夏ロケ』なんて、自分の胸の奥の方で
少年の気持ちがムズムズと発散されたがってくるのを感じる、というか、
まさにストーリー全体が、全身で呼吸をしているような青春小説なのです。

そういう意味では、この『みんな一緒にバギーに乗って』は、
テーマ的にこぢんまりとまとまっちゃった感があって、少々物足りない感じでした。

ただ、あちこち検索してみると、『川の名前』とかは評判が良いみたいなので、
手に取ってみたいと思います。

みんな一緒にバギーに乗って』 川端裕人 著
光文社 \1,575-
みんな一緒にバギーに乗って

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
みんな一緒にバギーに乗って 川端裕人 光文社
え〜、昨日はしんどくてぐだぐだしながら、やはり本を 読んでいた私でございます。他にやることはないのか。 あ、待ちに待ったH album が届きまして、やっとPVを全部 見ました。ハハハ・・。カリオストロの城をちょっと意識したつくり ですよね、これ。ユーモラスでちょこっとダークでいいですね。 もちろんKinKiのCDは全部持ってるわけですが、その中にもリピート率 の高いものとそうでもないものがあります。 このアルバム自体はとてもいい出来でリピート予想高し。うれしいな。 ...続きを見る
おいしい本箱Diary
2005/12/16 20:40

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
こげぱんさん、たくさんのTBとコメントありがとうございます。
私も自分に子供ができるまでは全く子供に興味がなかったんで、その感じはよくわかりますよ!「少年」と「青春」というキーワードでいけば、やはり「川の名前」や「今ここにいるぼくらは」がズキドキの展開でおすすめです。
ERI
2005/12/16 20:45

コメントする help

ニックネーム
本 文
【読んだ本】みんな一緒にバギーに乗って/川端裕人 こばけんdays/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる