【読んだ本】魔王/伊坂幸太郎


第二弾は、伊坂幸太郎の新刊『魔王』。

伊坂幸太郎、あいかわらずイイ!!
ほとんどの作品を単行本で読んでますが、イイ!

しかし今回は、新境地とでもいうべきか、
これまでの伊坂作品とはひと味違う一冊になっています。
人の人生や社会をシニカルに風刺する作風、というよりは、
ちょっと、じん、とくる感じがあるのです。

政治家批判、憲法問題などが題材に取り上げられていますが、
物語のメインとなるのは兄弟なのです。
そういう意味では、『重力ピエロ』にも通じるものも感じますね。

前半の「魔王」と後半の「呼吸」が、連続した物語として、
二部構成で一冊の『魔王』という本になっているのですが、
思わず二度読みしてしまうほど、よくできています。

『チルドレン』『ラッシュライフ』『オーデュボンの祈り』『重力ピエロ』…
伊坂作品は好きなものばかりですが、この『魔王』も新たにリストに加わりました。

講談社 \1,300-

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